私達の生活に身近なものとなった「キャッシング」。
一体どのくらいの返済期間が設けられているか、ご存じでしょうか。

キャッシングの返済期間は実はある程度自由に選ぶことができます。
返し方によっても異なりますが、基本的には最短で月に1回、分割払いを選択した場合は13回以上かけることもあります。
利息の付き方は日割計算であるため、一ヶ月と決まっていても借りた次の日に返せばもっとも損失が少なくて済みます。
期間が選択できるのか、それともプランによって固定されるのかどうかは、金融機関によってさまざまです。

もちろん一括払いですべて返し切るのが理想的ですし、キャッシングを行っている金融機関にとってもそれが一番ありがたい方法です。
しかし、人によっては一括払いでは難しく、何回にも分けて返さなければならない場合があります。
そのような方が陥りやすい問題として、返済期間の延長があげられます。

よく「多重債務」などという言葉が聞かれますが、キャッシングで一度借りたお金を返し切れず、返済期間を満了しようとして他の金融機関からお金を新たに借り受けていき、それが何重にも連鎖するトラブルのことを指します。
しかしキャッシングで得たお金にはすべて利息がついており、日数を重ねれば重ねるほどに高額になっていきますから、出来るだけ早く返しきったほうが損しなくて済むのです。

キャッシング以上に返済期間が長い金融サービスには「ローン」があります。
こちらは半年〜2年、3年など長期的にお金を返し続けなければなりません。
逆にキャッシングは、返済期間が短い分お金にルーズになりやすく、いつの間にか返し忘れていたということにならないためにも、計画的なご利用をお勧めします。

もちろん、返済期間は担当者などとよく話し合ったうえで、無理のない計画を立てて設定する必要があります。
気楽に借りられるからと安心するのではなく、気持ちよく返し切ることを念頭に置いてキャッシングを利用するようにしましょう。